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現代社会論 【アイヌ民族】

アイヌときどき日本人増補改訂版

アイヌときどき日本人増補改訂版

宇井眞紀子

価格: 2800円+税
発行日: 2009年9月18日
版型: A5判上製
ページ数: 208
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1472-4
Cコード: C0030
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詳細内容

アイヌ民族=北海道ではない。東京はじめ首都圏に暮らす等身大の姿を記録する写真集。料理店レラ・チセ、話題のパフォーマー〈アイヌ・レブルズ〉、先祖慰霊儀式、結婚式の様子、茶の間での団らん、愛くるしい子どもたちの姿。

【目次】

1 新しい夫婦の誕生
2 アイヌ料理店『レラ・チセ(風の家)』
3 普段着の肖像
4 伝承と学び
5 異文化交流
6 エカシ(年上の男性の尊称)の思い
7 触れあいの旅
8 先住民族アイヌの魂
9 次の世代へ      ※新章

著者略歴

宇井眞紀子
1992年よりアイヌ民族取材を開始。本作(旧版2001年刊行)で第7回「週刊現代ドキュメント写真大賞/国内フォト・ルポ部門賞」受賞(2002年)。写真集に『眠る線路』『ASIR RERA』他。日本写真芸術専門学校講師、武蔵野美術大学非常勤講師。(社)日本写真家協会会員。

書評

[信濃毎日新聞 2010/1/10]

北海道に大量の移住者が押し寄せた明治以来、日本政府はアイヌ民族に過酷な同化政策を強いてきた。差別的な「北海道旧土人保護法」は1997年まで存続した。そのなかでアイヌ民族は、固有の文化の伝承と学びに取り組み、奪われた権利の回復を目指してきた。写真家の著者は20年近く、首都圏で今を生きるアイヌの人々を追い続ける。

[北海道新聞 2009/12/6]

アイヌ民族は北海道―と、とらえられがちだが、首都圏にも少なくとも5千人が暮らしているという。千葉県出身の宇井眞紀子さんは、日高管内平取町の二風谷ダム反対運動に関心を持ち、92年から首都圏のアイヌ民族にレンズを向け続けてきた。

[北海道新聞 2009/12/6]

週刊現代ドキュメント写真大賞を受賞した同名写真集(2001年出版)に、02~08年の作品を加えた一冊だ。パフォーマンスグループ「アイヌ・レブルズ」のエネルギッシュなダンスや、父親と共に伝統の舞いを踊る2歳児らが「次の世代」と題して収められている。

[クーヨン 2009/12/1]

首都圏に暮らすアイヌの姿が、写真とことばで伝えられる。なかでも胸に迫るのは、若い女性の「私はアイヌなのに、何もしていない。何もできない」のことば。文化を継承していないことを責められるのは、彼女? いや、継承を断絶さえた側だろう。

[AERA 2009/11/9]

彼らのなかには、差別への懸念などからアイヌ民族を意識しない生活を送る人がいる一方、独自の祭事や食文化、音楽や踊りなどの伝承と紹介に努め、差別解消や生活改善、先住権を訴えて活動する人も少なくない。そんな、自らの民族を誇りに思う「首都圏アイヌ」たちの姿を、1992年から17年にわたって記録した写真集。

[The Chicago Japanese American News 2009/10/9]

A record of the daily lives of Ainu people living in the Tokyo metropolitan area has been published as a photo collection."Around 160 photos in "Ainu, at timese Japanese" depict Ainu people who are involved in traditional religious exercises, dancing and singing, and marriage ceremonies despite being far from their hometowns, mainly in Hokkaido.

[アサヒタウンズ 2009/10/1]

増補改訂版に加えたのは第9章「次の世代へ」の16点。若者や子どもたちが中心だ。この間に亡くなった人への思いと、次世代の新しいエネルギーを基準に写真を選んだという。昨年、「アイヌ民族を先住民とすることを求める決議」が国会で採択されたが、それに向けたデモや署名活動の写真も収めた。最近はカラーでも撮影しているが、8章までの140点に合わせてモノクロで収録している。

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