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現代社会論 【ビジネス】
研究開発やイノベーション創造という仕事で、最も重要な新しいアイデアは、研究者やクリエーターの脳の中で生まれる。〝知の創造〟、〝知の活用〟、〝知の事業化〟の問題に対して、システム工学のアナロジーや数理的なアプローチが有効な手段を与えてくれる。自然科学や工学で使われている問題解決の手法や方法論を知識創造の領域に展開する、知識創造に関する分野横断的な方法論について、元企業研究所長から開発マネジメント研究に転身した著者が論じる。
【目次】
第1章●知の成長モデル─理論と実践の融合から生まれたイノベーションの思考モデル
1.1 私の経歴とイノベーション
1.2 私が生きた時代背景─イノベーションの重要性と会社の寿命
1.3 イノベーション創造に対するアプローチ
1.4 イノベーションに対する知の成長モデル
第2章●知識創造モデル─新たな知はどのようにして創造されるのか?
2.1 知の創造と知識科学
2.2 知識創造に関する私自身の経験
2.3 知識経営からみた知識創造
2.4 人間の進化に対する知識創造という捉え方
2.5 脳科学からの知識創造へのアプローチ
2.6 システム工学屋からみた知識創造モデル
第3章●知識空間概念の導入─いろいろな種類の知をいかに表現するのか?
3.1 いろいろな種類の知の表現に対する問題意識
3.2 知識空間概念の導入
3.3 プロジェクト組織における知識空間
3.4 知識空間概念による共創の意義
3.5 知識空間の拡張─1つの領域で培った知識を別の領域で展開して新たな知とする
3.6 横断型科学技術と知識空間概念
第4章● 知の活用に対する「場の理論」─知はいかにして力を発揮できるのか?
4.1 物理学における「力」の生成メカニズム─電磁場の理論
4.2 情報はどのように力を発揮するのか?─情報場の理論
4.3 イノベーションにおける新技術とその応用場
4.4 産業の変遷と重要技術に関する場の理論
4.5 人や動物の活動における場の理論
4.6 「場の理論」から見た〝思いはかなう〟の真理
4.7 サービス場とサービス品質・顧客満足
第5章●サービス劇場モデル─知が魅力を発揮するための共創とは?
5.1 サービス劇場モデルとは
5.2 知の活用シナリオをサービス劇場モデルで捉える
5.3 共創とサービス劇場モデル
第6章●知の事業化における新技術と事業の成長モデル─いかにして不確実な新事業を育てていくか?
6.1 知の事業化プロセスとシステム工学の最適化問題とのアナロジー
6.2 確実な事業化プロセスに対する技術ロードマッピング
6.3 事業化プロセスが見えない場合に有効なStage-Gate法
6.4 イノベーション創造プロセスに対する逐次的アプローチ
第7章●KOSAモデル─新事業創生に向けたシステム工学と知識科学の融合
7.1 新事業創生に関する私自身の経験から
7.2 新事業創生に対する考え方
7.3 KOSAモデルの提案
第8章●孫子に学ぶイノベーションマネジメント─知の事業化における戦い方とは?
8.1 イノベーションと孫子の兵法
8.2 孫子の兵法のイノベーションマネジメントへの応用の視点
8.3 私自身の経験に基づく孫子の応用
第9章● 自律分散概念による知の協調─知の事業化のための組織論
9.1 企業の組織文化の分類と自律型文化
9.2 自律と協調を目指す自律分散システムと自律型文化
9.3 研究開発組織における自律型文化の構築の試み
第10章● 未来に向けて─人の幸せのための価値創造
10.1 未来からの視点の重要性
10.2 サービスサイエンスと人の幸せのための価値創造
小坂満隆
1952年生まれ
京都大学工学研究科数理工学専攻修士課程修了
㈱日立製作所システム開発研究所入所、同所研究所長、同情報通信グループIDソリューション事業部事業部長を経て、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科教授。文部科学省サービスイノベーション人材育成プロ ジェクトを始めとするサービスイノベーションの教育・研究に従事






