トップ > 図書目録 > 現代社会論 【メディア】 > 書籍詳細 : 戦争報道の犯罪
現代社会論 【メディア】
| 価格: | 2300円+税 |
|---|---|
| 発行日: | 2006年4月 |
| 版型: | 四六判 |
| ページ数: | |
| ISBNコード: | ISBN978-4-7845-1453-3 |
| Cコード: |
権力に対する監視という役割を忘れたマスコミ。戦争と排外主義に向かう社会のムードは、メディアが先導している。極右政治家とNHKの結託、自衛隊による報道管制、イラク開戦前後のアメリカの状況など。(2006・4)
【目次】
崩壊するジャーナリズム
◆オノ・ヨーコ氏に冷淡な米英日メディア
◆安倍氏の飯塚秘書を匿名にする大新聞
◆ライブドア事件と権力
◆言論統制の必要もない報道界
◆ネット新聞で記者クラブ解体に期待
◆全国紙の不当な社民党批判
◆攻撃的な外相は辞任をとニューヨーク・タイムズが批判
◆「保守」の矛盾
◆“浅野告発”──「週刊文春」記事の犯罪
1 戦争を煽る日本のメディア
1-1 権力監視機能を果たせないメディア企業
◆ファシスト小泉首相とメディア
◆批判的な海外のメディア
◆自民右派より危険な民主党の新代表
◆敗戦直後の戦争責任論議
◆ジャーナリズムの再生なくして日本の民主化はない
1-2 敗戦六〇年目の権力とメディア
◆敗戦後六〇年の八・一五
◆海外のメディアが見た八・一五
◆原爆投下六〇周年の広島で
◆ウトロで降伏=光復記念日を迎える
1-3 瀕死の日本ジャーナリズム
◆参戦煽る日本のメディア
◆不退転の決意固める沖縄
◆もう一つの「遺骨」問題
◆盧武鉉大統領の三・一演説
◆中国のデモと日本の歴史認識の甘さ
◆米海兵隊メディア選別問題
◆権力と癒着するジャーナリズム
◆放置される政治家の妄言
◆ゼミ生が小泉靖国参拝問題を学会で報告
◆ W 杯日朝戦をめぐるウソ
◆月刊誌「 WILL 」が写真を無断転用
◆垂れ流される朝鮮=悪のイメージ
◆「基地にNO」大作戦会議
◆英紙記者が問題にする日本メディアの自己検閲
◆極右を批判できない報道界
2 戦争時代のメディア状況
2-1 NHK への政治家の介入と番組改ざん
◆明らかになった政治家の介入
◆利用し合う NHK と自民党
◆自民党内の歴史改ざん勢力たち
◆「検閲」の事実を全面“自白”した安倍氏
◆本質を歪曲するマスメディア
◆バウネットジャパンが「 FLASH 」へ抗議
◆焦点そらす中西寛・京大教授
◆「 NHK 受信料支払い停止運動の会」が NHK に抗議
◆萎縮する朝日
2-2 イラク派兵と広告
◆戦争国家の新聞広告
◆派兵煽る大学広告
◆新聞広告の倫理
◆この時期に川口外相講演会
◆文学部教授会で意見表明・質問
◆同志社はどこへ?
2-3 日本政府の報道管制
◆報道機関に誓約書を書かせていた自衛隊
◆検閲のようなメディア規制
◆自殺行為に当たる「暫定立ち入り証」
◆イラク人の記者には誓約なし
◆邦人記者は自衛隊の「広報」=「後方」?
◆自衛隊をイラクから撤退させよと訴える元郵政相
◆メディアをなめきった自衛隊
2-4 イラクでの拘束事件で取材陣が殺到
◆香田さんの家族を襲った集団取材
◆テレビ中継された香田さんの声
◆メディアの集団取材
◆誤報により殺害された可能性も
◆報道陣の警備費まで請求
◆香田さんの志を受け継ごうとする若者たち
3 戦争下のアメリカとメディア
3-1 米国でイラク侵略戦争を見る
◆アメリカで迎えたイラク侵略の開始
◆米国は「カルト」の国
◆米メディアの戦争犯罪
◆アルジャジーラ・テレビ特派員を殺害
◆米軍の記者殺害を調査
◆ジュネーブ協定違反と非難
◆反戦運動に立ち上がった九・一一被害者遺族
◆独立ジャーナリストの活躍
◆封殺される良心的記者
◆「日本化」する米国メディア
◆イラクの自由は実現したか
3-2 「デモクラシー・ナウ!」を訪ねて
◆活発な独立系メディア
◆一九九一年からイラクは戦争状態
◆ジャーナリストの殺害について
◆軍隊ではなくイラク市民へのエンペッドを
◆米国が世界中の右翼勢力を支える
◆独立したジャーナリストとして
3-3 ニューヨークタイムズ記者 クリス・ヘッジスさんに聞く
◆二冊の本の紹介から
◆恥ずべき米国の戦争報道
◆戦争の要素としてのナショナリズム
◆軍によって殺害されるジャーナリスト
◆戦争はドラッグだ
◆神聖視される「九・一一」の死者
◆テレビが日常の言語をつくりだす
◆自らの社会に対する問いかけを
3-4 イラク占領で自壊する米国
◆二年半ぶりに訪れた米国
◆中東分析の責任者が政権批判
◆ブッシュ氏を教えた霍見教授
◆フォックス・ニュースと米国ネオコン
◆日本メディアは米国以下
浅野健一
1948年生まれ。1972年から共同通信記者。ジャカルタ支局長だった1992年、インドネシア・スハルト政権から追放される。1994年4月から同志社大学文学部教授(新聞学)。2002年4月から2003年6月まで、英ウェストミンスター大学客員研究員。
主な著書に『犯罪報道の犯罪』(学陽書房、新版として新風舎文庫)、『過激派報道の犯罪』(三一新書)、『客観報道―隠されるニュースソース』(筑摩書房、『マスコミ報道の犯罪』と改題して、講談社文庫)、『出国命令―インドネシア取材1200日』(日本評論社、『日本大使館の犯罪』と改題して、講談社文庫)、『日本は世界の敵になる―ODAの犯罪』(三一書房)、『「犯罪報道」の再犯―さらば共同通信社』(第三書館)、『オウム「破防法」とマスメディア』(同)、『天皇の記者たち―大新聞のアジア侵略』(スリーエーネットワーク)、『ナヌムの家を訪ねて』(浅野健一ゼミ編、現代人文社)、『松本サリン事件報道の罪と罰』(河野義行氏との共著、講談社文庫、新版として新風舎文庫)、『脳死移植報道の迷走』(創出版)、『メディア規制に対抗できるぞ! 報道評議会』(現代人文社)、『抗う勇気―ノーム・チョムスキー+浅野健一対談』(同)、『報道加害の現場を歩く』(社会評論社)、『イラク日本人拘束事件と「自己責任論」報道』(浅野健一ゼミ編、現代人文社)、『対論・日本のマスメディアと私たち』(野田正彰氏との共著、晃洋書房)などがある。オ・ヨンホ著『オーマイニュースの挑戦』(太田出版)に解説を書いている。
http://www1.doshisha.ac.jp/~kasano/





