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現代社会論 【政治・経済】

官僚の世界史

官僚の世界史

腐敗の構造 

塩原俊彦

価格: 2800円+税
発行日: 2016年9月21日
版型: A5版並製
ページ数: 336頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1554-7
Cコード: C0030

詳細内容

航路なき現代世界を
読み解くための
新たな歴史観の考察



『資本論』では、資本によって稼ぎ出された総所得が利益、地代、賃金という三つの形態を通じて分配され、それが三つの社会階級を形成することにつながると論じられている。だがこれはリカードの『経済学および課税の原理』と決定的に異なっている。リカードは、税収に基づく階級(軍と官僚)の存在を暗に示唆していたのだが、マルクスは国家を捨象しただけでなく、軍・官僚という「階級」を捨象したのである。つまり、本書の試みはマルクスが捨象した官僚について真正面から考察することを意味している。

賄賂を贈るものは、当然、見返りを期待しているのであり、そこには、贈与と返礼という互酬関係が成り立っている。だが、互酬関係自体は犯罪ではない。いつごろからか、ある種の互酬関係を腐敗とみなし、刑法犯罪の対象とするようにまで変化した。互酬関係にある味方、仲間同士の取引なのに、なぜその取引が「悪」として排除されることになったのか。歴史をたどれば、そこに腐敗の本質がみえてくるのではないか。それが本書の目論見である。

【目次】

[主要目次]
序章 腐敗分析の視角
第1章 「神―人間」関係
第2章 中国
第3章 日本
第4章 ヨーロッパ
第5章 米国
終章 21世紀の腐敗問題

著者略歴

塩原俊彦
高知大学大学院准教授。『民意と政治の断絶はなぜ起きた:官僚支配の民主主義』(ポプラ社)『プーチン露大統領とその仲間たち:私が「KGB」に拉致された背景』(社会評論社)『ウクライナ2.0:地政学・通貨・ロビイスト』(社会評論社)『「軍事大国」ロシアの虚実』(岩波書店)など国際政治に関する著書が多数ある。

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