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現代社会論 【政治・経済】

内田義彦─日本のスミスを求めて

内田義彦─日本のスミスを求めて

野沢敏治

価格: 2600円+税
発行日: 2016年8月19日
版型: A5判並製
ページ数: 246頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1837-1
Cコード: C0030

詳細内容

この先学の息吹きに触れてみよう!



 内田義彦は1913年に今の名古屋市熱田区で生まれ、1989年に東京で亡くなる。それは20世紀の「戦争と平和」の時代であった。その専門はヨーロッパの経済学の歴史と近代日本の思想史であり、それを貫くテーマが市民社会であった。私は本書において、いったい今日の市場経済とは、資本主義とは何であるのか、その緊要の問題に対して答と示唆を得たいと思っている。
 1953年11月、内田は『経済学の生誕』を世に出す。それはアダム・スミス研究の専門書であったが、それに留まらず経済学史研究の全体に大きな衝撃を与えた。そして広く社会諸科学と芸術に対しても、討論の共通の広場を提供するものとなる。
 『生誕』はどのようにして生まれたのか。それを理解することは、今日裾野を広げたが隙間を埋めるかのような研究状況の中で再び大きな見晴らしを得ようとする者に励ましとなるであろう。 
 
(「はじめに 一風変わった、でも本当の経済学史家」より)

【目次】

[主要目次]
前編 戦中・戦後の青年たちの軌跡
Ⅰ 日本型経済の仕組みとその崩壊――山田盛太郎『日本資本主義分析』
Ⅱ 資本主義の構造変動
Ⅲ 日本精神による近代批判とそれへの反批判
Ⅳ 「市民社会青年」による新たな資本主義認識と政治主体の探求
後編 市民社会の経済学の成立
Ⅰ 内田義彦の戦中の模索
Ⅱ 戦後の歩み
Ⅲ 『経済学の生誕』――スミスとマルクス

著者略歴

野沢敏治
千葉大学名誉教授。専門はスミスを中心としたヨーロッパの経済学史研究と日本の市民社会論を軸とした経済思想史研究。著書に『社会形成と諸国民の富」(岩波書店)『経済学史と対話する』(御茶の水書房)などがある。

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