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現代社会論 【科学技術】
| 価格: | 1400円+税 |
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| 発行日: | 2004年9月 |
| 版型: | 四六判 |
| ページ数: | |
| ISBNコード: | ISBN978-4-7845-0610-1 |
| Cコード: |
360万部をこえる超ベストセラー。脳科学の進展とコンピュータの登場に便乗して、心理学や認識論を含めた精神科学の遺産をうち捨てて、現代版人間機械論を復活させたその理論に基づく危険な社会認識の批判。(2004・9)
【目次】
プロローグ
I 脳とコンピュータを同一視する人間機械論的発想の危うさ
1 脳の一次方程式からは人間の心や行動は解けない
2 個性がそれぞれの関心、行動を生み出す
3 相対的な「壁」を絶対視する
4 『唯脳論』以来の「脳思想」が欠落しているもの
5 脳科学によって人間の心、認識が解明できるか
6 『形を読む』から唯脳論への後退
7 脳は万人共通なのに、天才は脳を操作できる?
8 「キレる」原因を前頭葉の能力低下で裁断する
II 言語本質論を欠いた怪しげな養老式言語論
1 平凡な大脳生理学的知見プラス思いつき発想
2 視角プラス聴覚で言語が成立という能天気な言語論
3 なぜ言語論の基本的理解が欠落するのか
4 言語とは認識の表現である
5 時枝誠記の言語過程説と三浦つとむの言語論
6 個々の事物は差異と同一性の統一として存在する
III 方法としての還元論と科学観はどこに帰結するか
1 奇天烈な理屈のなかにある能力差別主義
2 脳=都市、身体=田舎という機械的二分法
3 空回りする見事な図式主義
4 情報は不変、人間は変化という根拠のない機械的思考
5 宇宙とは情報の総体?
6 科学は不変ではない、たんに変化するのでもない、発展するのだ
IV 唯脳論・唯幻論・唯物論をめぐって
1 脳と認識の同一視は何をもたらすか
2 脳の機能の特殊性には言及できない
3 岸田秀の唯幻論は唯脳論の一種ではない
4 重層的な階層構造を理解しない帰結
5 マルクス主義死すとも唯物論は死せず
V なぜ、小泉首相や石原都知事と通底するのか
1 社会像はきわめて全体主義的
2 対アジア認識の無知と貧困
3 ワンフレーズ思想としての『バカの壁』
4 特権意識と過激な社会防衛論
5 現代人の病理を合理化
あとがき
参考文献
柴崎律
1949年、大阪生まれ。中央大学法学部卒業。「障害者の教育権を実現する会」の運動に参加するかたわら、認識論、言語論、人権論の研究に携わる。著書『知恵おくれと自閉』(社会評論社)、『心から言語へ――現代言語学への挑戦』(論創社)など。





