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暮らし 【メンタルヘルス】

自閉症とこどもの心の研究  

SQ選書09

自閉症とこどもの心の研究  

黒川 新二

価格: 1800円+税
発行日: 2016年7月27日
版型: 四六判並製
ページ数: 240頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1728-2
Cコード: C0030

詳細内容

精神医学に於ける「心の研究」の前進のために

 21世紀は脳の時代になると言われてきた。その期待は、半分は的中し、半分ははずれている。的中したのは、生体の活動を検査する医療工学の発展と生物現象の自然科学的研究の発展であり、これによって、活動中の脳の状態が観察できるような進歩があった。
 はずれたのは、心の研究の進展である。21世紀の精神医学は、心の現象の研究をただ整理することですませて、背景にある心の過程の研究を避けている。人間の心の理解は停滞し、あるいは、後退しつつある。
 心の研究が再び前進するのは、いつなのだろうか。その答を自分で作ることができる若い読者のために、この本を刊行した。(「まえがき」より)

【目次】

[主要目次]
Ⅰ 自閉症の研究
 第1章 自閉症研究はどこをさまよったか――ラターの迷走と言語観の混乱

第2章 自閉症と発達障害の研究の過去と未来
第3章 障害とは何か――精神遅滞の本質

Ⅱ 心の発達

第4章 身振りや指さしはどのような表現なのか
第5章 乳幼児の精神発達のしくみ

Ⅲ 発達の理論

第6章 発達の理論はどんな問題をかかえているか――一九世紀の遺残

第7章 養育理論とこども観の後退――TEACCHプログラムの問題点
Ⅳ 精神医学と関連領域

第8章 精神医学と言語学――こどもの言語習得過程の研究

第9章 精神医学からみた行動学――エソロジーは人間の現象を説明できるか

Ⅴ 心の研究と私たちの時代

第10章 こどもの心と登校拒否
第11章  人間の心の研究と三浦つとむの遺産

著者略歴

黒川 新二
1975年、北海道大学医学部卒業。2013年、黒川メンタルクリニックを開設し、自閉症の児童・青年・成人の診察を続けている。著書に『自閉症とそだちの科学』(日本評論社)などがある。

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