トップ > 図書目録 > 暮らし 【メンタルヘルス】 > 書籍詳細 : 酒のやめ方講座

図書目録

暮らし 【メンタルヘルス】

酒のやめ方講座

酒のやめ方講座

中本新一

価格: 1700円+税
発行日: 2017年9月8日
版型: 四六判並製
ページ数: 232頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-2407-5
Cコード: C0030

詳細内容

日本における酒害問題の研究で博士号を取得した著者が、自らの体験をふまえて、アルコール依存症者のために断酒文化の蓄積と酒を飲まない生き方を語る。

序文(ブログ「目録準備室リンク)
http://ur0.link/FNjb

【目次】

開講のあいさつ

*朝例会

第一講 酒と日本人

飲み過ぎが約三四三九万人
欧米では酒類の消費量をへらす政策を実施している
日本の酒類の相対価格の「安さ」
日本では多量飲酒者もアルコール依存症者も激増している
日本人には酒に弱い人が多い
アルコール依存症になりやすい酵素のタイプ
なぜ、飲むことと酔うことに寛容な文化をもつようになったのか
医療の見方と世間の考え方にはギャップがある
アルコール依存症の高校生も存在している
女性のアルコール依存症には摂食障害を合併していることが多い
二種類に分かれる高齢アルコール依存症

第二講 酒害者を医療につなぐ

家族には厳格派と世話焼き派がある
世話焼き行為をつづける理由
酒害者自身が治療をうける気になることが重要
いつ切りだすか、だれが言うのか
入院治療と通院治療の違い

*ランチタイム


第三講 酒を断ちつづける方法

自助グループに入会することが近道
飲めばどんどん進行していくアルコール依存症
一九三五年にAAがうまれた
医療も家族もアルコール依存症を治せない
たくさんある自助グループの効果
断酒会とAAの相違点
酒を断ちつづける具体的な方法


第四講 日本はアルコール依存症にどう対応してきたのか

欧米の事情から知らねばならない
テンペランス運動の影響をうけた日本
精神衛生法が施行されていた時代
イェール大学がアルコール問題対策の拠点になった
ようやく昭和四〇年代からアルコール依存症対策が始まった
日本のアルコール医療のアカンところ
新自由主義政策が激変をもたらした
アルコール健康障害対策基本法をめぐる二種類の対応
大きな弱点を指摘できない社会は危ない


第五講 手記「酒びたりの我が半生」

自分を肯定できる気分をもとめて酒を飲んでいた
こころに破調をもたらした第五福竜丸事件
他人の目、思惑を必要以上に意識する私の性格
酒蔵での雑役のアルバイト
ハウスボーイや庭師見習いのアルバイト
ロバート・ライキング先生の遠大な理想
インド亜大陸の旅でもよく酒を飲む
カルカッタの路上生活者
変わった人が集まった我が家
営業前日に大量に飲む私
依存症の入口に立つ
飲むことと酔うことに超寛容な山村
在日韓国人の塗炭のくるしみ
在日生徒に民族の誇りを!
酒量をコントロールできなくなった
体験談の重さ
自助グループがあったからこそ生きてこれた

*QあんどA

閉講のことば

著者略歴

中本新一
1945年生まれ。同志社大学大学院博士後期課程修了。博士(政策科学)。1983年2月、専門医から「完全なアルコール依存症」と診断されて自助グループに入会、酒を飲まない生き方を選んだ。2013年に断洒歴30年を表彰され、72歳の現在も感謝しながら例会と断酒をつづけている。
〔著書〕
『勇者が拳を固めるとき』(成文堂、1971年)
『五組新聞奮戦記』(神保出版会、1992年)
『ザ・教育困難校』(三一書房、1995年)
『酒はやめられる』(三一書房、1999年)
『アルコール依存社会』(朱鷺書房、2004年)
『脱・アルコール依存社会をめざして』(明石書店、2009年)
『仲間とともに治すアルコール依存症』(明石書店、2011年)
『酒の悩みのない社会へ』(阿吽社、2013年)
『今日一日だけ──アル中教師の挑戦』(社会評論社、2015年)
『ヤバすぎる酒飲みたち! 歴史にあらわれた底なしの酒客列伝』 (社会評論社、2016年)

▲ページTOPへ