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戦争と平和 【空襲・原水爆】

ナガサキの被爆者

ナガサキの被爆者

死者の民衆は数えきれない

西村豊行

価格: 2300円+税
発行日: 2016年8月9日
版型: 四六判並製
ページ数: 328頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1553-0
Cコード: C0030

詳細内容

1945年8月9日11時02分、アメリカ軍によって長崎に原子爆弾が投下される。浦上天主堂のある浦上地区の上空で爆発。死者、約7万4千人。爾来70余年の歳月が過ぎた今、ナガサキの被爆者問題の原点を新たに問いかける。

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【被爆地「ナガサキ」の存在は、私にとって何であったのか。】
 私は一九六五年九月から長崎に居住し、被爆問題の調査を始めた。私の方法論は、革命的詩人・黒田喜夫さんの「階級の底は深く/死者の民衆は数えきれない」につきると言ってよい。階級の底へ底へとおり、そこに横たわる死者の民衆を数えていく、そういうものとして作業をすすめた。
 被爆問題を解明していく調査の過程で、在日朝鮮・韓国人の闘いと生活にふれ、また、被差別部落民とあらためて出会うことになった。長崎の被爆問題は強制連行されてきた朝鮮人の存在と深くかかわっている。長崎には戦時中、三菱造船所や兵器制作所があって、そのために原爆投下の目標に選ばれた。
 長崎の被爆の事実に迫るため、あらゆる角度から照明をあてるよう心がけたが、とくに被差別部落との関係にこだわり、そこに焦点を絞っていった。それは同時に、私にとっては自己史の切開であった。

【目次】

[主要目次]
第1部 ナガサキの被爆者――部落・朝鮮・中国
  Ⅰ だれが被爆者をつくったか
  Ⅱ 切支丹(カトリック)と被差別部落における被爆
  Ⅲ ボッシュウで来たとばい
  Ⅳ 「被爆」を超えるものはなにか
第Ⅱ部 死者の民衆は数えきれない
  Ⅰ 『ナガサキの被爆者』はどのように読まれてきたのか
  Ⅱ 筑豊の被爆者・谷昭次郎さんの戦後
  Ⅲ 長崎ノート――死者の民衆は数えきれない

著者略歴

西村豊行
1937年大阪市に生まれる。大阪府立北野高校定時制中退。社会運動家。著書に『ナガサキの被爆者──部落・朝鮮・中国』(社会新報新書として1970年に刊行。本書第Ⅰ部の底本である)『解放への照隼』(社会評論社)『ドキュメント荒本闘争』(部落解放理論センター)『部落解放への架け橋』(南風社)などがある。

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