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図書目録

戦争と平和 【植民地支配】

秋田県における朝鮮人強制連行

秋田県における朝鮮人強制連行

証言と調査の記録     

編 野添憲治

価格: 2400円+税
発行日: 2005年11月22日
版型: 四六判
ページ数:
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1316-1
Cコード:

詳細内容

編者を中心とする調査団による、炭坑、金属鉱山、軍事工場、土建・港湾荷役などで強制労働させられた朝鮮人と企業関係者への聞き取り調査の報告集。(2005・1)

【目次】

秋田県朝鮮人強制連行事業場
十和田湖隧道導水工事(鹿角市大湯)
不老倉鉱山(鹿角市大湯)
小坂鉱山(鹿角郡小坂町)
相内鉱山(鹿角郡小坂町)
尾去沢鉱山(鹿角市)
大沢鉱山(大館市)
阿仁鉱山(北秋田市)
花岡鉱山(大館市花岡町)
八森鉱山(山本郡八森町)
宮田又鉱山(大仙市)
川口鉱山(大仙市)
明沢溜池工事(横手市)
東北採炭(横手市)
吉乃鉱山(横手市)
院内鉱山(湯沢市)
朝鮮人連行者の証言

著者略歴

野添憲治
野添憲治(のぞえ・けんじ)

1935年秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土木の出稼ぎを7年、国有林の作業員を8年の後、能代市に転住。大館 職業訓練所(自動車整備科)を修了後、木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て、著述活動に入る。
著書に『出稼ぎ 少年伐採夫の記録』(三省堂新書)、『開拓農民の記録』(NHKブックス)、『花岡事件の人たち』(社会思想社・現代教養文 庫)、『秋田杉を運んだ人たち』(御茶の水書房)、『花岡事件と中国人』(三一書房)、『秋田県における朝鮮人強制連行』(社会評論社)ほか多数。中国語 に翻訳され、中国で3冊が出版されている。『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)で第42回産経児童出版文化賞を受賞。

書評

[ひろば203号 2006/2/2]

この強制労働させられた朝鮮人、また一緒に働いた日本人、それぞれが働いていた現場を求めて歩くのは困難を極めた。戦後五十年、六十年と歳月は「人間の記憶」を風化させると共に、老齢化と死亡とで閉ざされていく一方だった。それを探し当てて訪ねても、証言を拒否されたり、なにをいまさら探すのかと疑いの目で見られたりもした。「朝鮮人」という言葉自体に対しての違和感さえも持つ人が多かったのである。私も野添憲次氏の取り組みに共感して同じ調査団に参加しているが、友人からはやめた方がよいと何度も言われた。調査は絶望的な時期もあったが、根気よく取り組んだ結果、これまでの十年間の労苦の結晶として調査記録を一冊にまとめて世に出すことになった。

[図書新聞 2006/1/28]

野添氏はそう述べた。その空白を埋め、死者たちの痕跡を追って、調査団の10年にわたる活動を記録したのが『秋田県における朝鮮人強制連行』である。現地踏査のほか朝鮮人連行者の証言、日本人目撃者の証言がともに収められている。それは聞き書きと同時に、「ともに在る」共死の記憶を掘り起こす試みであるといえる。

[毎日新聞 0あきたワイド 2005/12/20]

朝鮮半島から県内の鉱山などに強制連行された人たちの調査記録をまとめた「秋田県における朝鮮人強制連行」が出版された。96年5月に発足した「秋田県朝鮮人強制連行真相調査団」が10年間にわたって続けた調査と証言の記録で、調査団の代表委員を務め、毎日新聞「とうほく彩発見」も執筆している野添憲治さん編著。

[北羽新報 2005/11/25]

野添さんが事務局長を務める県朝鮮人強制連行真相調査団の41回に上る現地調査報告と、連行された朝鮮人らの証言などを集めた労作となっている。同調査団は8年5月に発足。これまで調査されることのなかった県内の朝鮮人強制連行に光を当てる作業を続け、この10年間で73事業場、1万4295人の所在を明らかにした。

[図書新聞 2005/11/25]

野添さんが事務局長を務める県朝鮮人強制連行真相調査団の41回に上る現地調査報告と、連行された朝鮮人らの証言などを集めた労作となっている。同調査団は8年5月に発足。これまで調査されることのなかった県内の朝鮮人強制連行に光を当てる作業を続け、この10年間で73事業場、1万4295人の所在を明らかにした。

[世界へ 未来へ 9条連ニュースNo.132 2005/11/25]

著者は、県内でおこなわれた朝鮮人強制連行という事実を掘り起こして次世代に伝える責務がある、との思いで調査活動を続けてきました。本書は、その10年間の調査活動の結晶です。多くの鉱山での強制労働の実態、朝鮮人連行者の証言と目撃した日本人の証言など、埋もれていた慟哭の歴史に光をあてている貴重な一冊です。

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