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図書目録

戦争と平和 【戦争の残響】

バパ・バリ 三浦襄

バパ・バリ 三浦襄

バリ島を訪れる日本人のための物語

長洋弘

価格: 2300円+税
発行日: 2011年9月21日
版型: 四六判並製
ページ数: 276頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1341-3
Cコード: C0030

詳細内容

神々の島、芸術の島、バリ島。
世界屈指のリゾート地で、1945年9月7日に一人の自死があった。
その人物は「バリ島の父(バパ・バリ)」と敬愛された三浦襄(1888~1945)。
アジア・太平洋戦争、インドネシア独立へと続く時代、バリ島に魅せられるうち「日本軍の水先案内人」を担った数奇な運命。
著者・長洋弘はインドネシア残留元日本兵の聞き取り取材の中で三浦襄を知り、遺族・関係者をたどりバパ・バリの生涯を描いた。
バリ島観光の新しい一冊として本書を捧げる。

【目次】

序章 船上の翁 
  船上の翁 1942.2.
第1章 バリ島上陸作戦
  日本軍への徴用 1942.1.26.
  「おーい山だ、山がみえるぞ」 1942.2.17.
  バリ島上陸 1942.2.18.
  バパ・ミウラ・ダタン 1942.2.20.
  略奪とミウラのなげき 1942.2.21.~
  プジャとの出会い 1942.2.21.
  スランガンとの出会い 1942.2.22.~
  日本軍の宣撫策 1942.2.22.
  アジアの開放 1942.2.~
  歓迎 1942.3.5.
  上陸後の三浦襄 1942.3.
  すばらしきバリ島
  キンタマーニ会談
  バリコーヒーの香り
  軍政の確立


第2章 生い立ち
  三浦襄の家系 1996.8.10.~
  戦争と教会 1940~
  寒い朝 1903
  蘭領東印度(インドネシア)との出会い 1908~


第3章 南進、挫折そして南海の楽園
  南洋商会 1909. winter
  ミウラの南進 1909.4.
  ジャワ島スマランの南洋商会
  スマランの空そして堤林との決別 1909.12.
  セレベス島(現スラウェシ島)マカッサル 1925~
  僚友の死 1911
  母の死と妻の死 1916~
  この世のパラダイス タナ・トラジャ 1927~
  この世のパラダイスの瓦解 1929~
  バリ島との出会い
  南洋浪人 1932~
  高見順のみた三浦襄と戦雲に翻弄される三浦襄 1941


第4章 上陸後の三浦襄と家族
  命冥加 昭和一七年四月 1942.4.~
  バパ・バリ(バリ島の敬愛なる父)
  バリ畜産会と三浦商会 1943.2.
  郷土防衛義勇軍 1944
  大好きなちょびひげのおじいさん 1944.4.
  ミウラの体調悪化 1944.5.
  一時帰国 1944.6.9.
  仙台の家族とともに 1944.6.12.~
  最後の思いで 1944.8.9. - 12.


第5章 一粒の麦
  再びバリへ 1944.12.
  帰島 1945
  宗教改革 1945.5.~
  独立のための準備委員会 1945.8. 
  敗戦 1945.8.15.
  敗戦告知 1945.8.18.
  謝罪と別れの旅 1945.8.25.~ 
  美しき殉教 1945.9.2. - 9.8.


第6章 バリ島に死す
  一九四五年九月六日 午後五時
  一九四五年九月六日 午後六時少し前
  一九四五年九月六日 午後七時過ぎ
  一九四五年九月六日 午後一〇時
  一九四五年九月六日 午後一一時三〇分~
  一九四五年九月七日 午前六時
  三浦襄の遺書「バリの皆様へ」
  一九四五年九月七日午前 
  一九四五年九月七日午後 さようなら


第7章 仙台の家族
  父をもとめて 1945~
  母と子 1947
  銃後の守り・その後の(終戦一〇ヵ月後) 1946
  家族への遺書 1946.9.7.
  告別式 1946.10.27. pm2:00
  三浦襄・昇天五〇年 1995.5.14.
  三回忌 1947.9.7.


終章 戦後も生きた三浦襄
  バリ島百三十兄弟諸君へ 1945~


あとがき~追悼

BAPA BALI
  A story of Jo Miura who lived in love of gods
(英文案内)

著者略歴

長洋弘
著述・写真家。1947年生まれ。著作『帰らなかった日本兵』(朝日新聞社)、『海外日本人学校』『二つの祖国に生きる』(草の根出版会)、『遥かなるインドネシア』『ぱんちょろ よーちゃん』(燦葉出版社)、『インドネシア残留元日本兵を訪ねて』『冒険に生きる』(社会評論社)など

書評

[出版ニュース 2011/11/1]

リゾート地、芸術の島として知られるバリ島で、終戦直後、一人の日本人が自決した。彼の名は三浦襄(1888~1945)。戦時中は軍属として日 本軍の水先案内人を務めた。著者は、インドネシア残留日本人の聞き取り取材の中で三浦襄のことを知り、遺族や関係者をたどりながらその数奇な生涯 を描くことを決意する。

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