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図書目録

戦争と平和 【戦争の残響】

日本はなぜ戦争をやめられなかったのか

日本はなぜ戦争をやめられなかったのか

中心軸なき国家の矛盾

纐纈厚

価格: 1800円+税
発行日: 2013年12月8日
版型: 四六判並製
ページ数: 224頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1516-5
Cコード: C0030

詳細内容

指導者相互の間でさえ、一貫した戦争目的や大義名分の一致もないまま、相互無責任・相互依存を続けてきた帝国日本の戦争指導。開戦から敗戦に到る迷走は、近代日本の国家システムのもつ矛盾の現われだった。総力戦体制期の軍事・政治研究の第一人者が解明する。

【目次】

序 章 中心軸なき国家のゆくえ
  外圧に翻弄された開国
  中心軸なき国家
  ナショナリズム不在の近代日本
  なぜ、同じ過ちを繰り返すのか

第1章 合意なき開戦決定─迷走する指導者たち
  1 開戦決定過程にみる迷走ぶり
  2 東條開戦内閣の成立と対英米開戦

第2章 破綻した戦争指導─混乱と動揺のなかで
  1 戦争終結への動き─迷走する戦争指導
  2 動揺と迷走の果てに

第3章 不毛の戦争終結過程─責任者は誰か 115
  1 他者依存の典型事例として─対ソ和平工作への過剰な期待
  2 戦争終結に舵を切る

第4章 中心軸なき国家の矛盾─近代化・ナショナリズム・政軍関係 163
  1 「近代化」という落とし穴
  2 政治を分裂させた軍事の位置
  2 歴史認識の希薄さの原因─過去の克服はなぜ遅れているのか
  4 歴史に向き合うことの勇気

著者略歴

纐纈厚
1951年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、山口大学人文学部兼独立大学院東アジア研究科教授。近現代政治軍事史・現代政治軍事論専攻。遼寧師範大学客員教授。韓国平和統一研究所海外研究員。山口大学副学長(学術情報機構長・図書館長)。政治学博士。近年の著作に『近代日本政軍関係の研究』(岩波書店、2005年)、『文民統制』(岩波書店、2005年)、『監視社会の未来』(小学館、2007年)、『田中義一──総力戦国家の先導者』(芙蓉書房出版、2009年)、『「日本は支那をみくびりたり」──日中戦争とは何だったのか』(同時代社、2009年)、『私たちの戦争責任』(凱風社、2009年)、『総力戦体制研究──日本陸軍の国家総動員構想』(新版、社会評論社、2010年)、『侵略戦争と総力戦』(同、2011年)、など。

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