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図書目録

戦争と平和 【戦争の残響】

樺太(サハリン)が宝の島と呼ばれていたころ

SQ選書08

樺太(サハリン)が宝の島と呼ばれていたころ

海を渡った出稼ぎ日本人

野添憲治

価格: 2100円+税
発行日: 2015年12月10日
版型: 四六判並製
ページ数: 256頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1544-8
Cコード: C0030

詳細内容

極寒の地・樺太で生きた出稼ぎ日本人──

現在のロシアによって開発が進められているサハリンは、かつて日露戦争後、北緯50度以南が日本の領土「樺太」になった。

「宝の島」とも「夢の島」とも呼ばれ、財閥系企業が開発をすすめ、日本による軍政が敷かれていた。北海道や東北の貧農や失業者が仕事を求めて殺到した。漁業や林業への出稼ぎが最も多かった。

また樺太では、日韓併合以後、強制連行された朝鮮人の大半は炭鉱で働かされた。これら海を渡った出稼ぎ日本人や強制連行された朝鮮人についての資料や記録は、ほとんど残されていない。

この時代に、極寒の地・樺太で生きた18人のひとびとからの聞き書きをとおして、近代日本の民衆史を掘り起こす。

【目次】

はじめに
「宝の島」樺太(サハリン)の歴史
聞き書き1 ─樺太の林業
1 下請けの仕事もして 三浦憲治
2 凍った酒を切って売る 藤田与五郎
3 極寒の山で働く 松橋清左エ門
4 死人は雪に埋めて 佐々木計助
5 喧嘩とバクチの中で 金野留五郎
6 女のジャコと働く 安部金助
7 ロウソクの飯場暮らし 伊藤勝治郎
8 樺太まで片道一週間 鈴木金作

聞き書き2 ─樺太の漁業
1 ニシンの大半は肥料に 中塚源吉
2 樺太で漁師に嫁ぐ 青山テツ
3 ニシンの来る音 三浦利七
4 樺太で三〇年も働く 菅原安蔵
5 樺太は魚の宝庫 三浦勝太郎
6 裸一つでニシン漁に 江戸八十八
7 寝ないで働くニシン漁 笠原市蔵

聞き書き3 ─樺太に育ち、引揚げて
1 看護師として働く 鈴木シヨ
2 一歳で両親と樺太へ 鎌田ナミ
3 樺太に生まれる 金弘


参考文献
あとがき

著者略歴

野添憲治
著作集「みちのく・民の語り」(全6巻)「シリーズ・花岡事件の人たち」(全4巻)
著書『マタギのむら』『みちのく銃後の残響』など多数。
『企業の戦争責任』『遺骨は叫ぶ』は第16回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受賞(2010年)。

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