●阿伊染徳美=画家
四六判★2200円 1441-4 (2004.7)
柳田國男の『遠野物語』で知られた岩手県の遠野から山ひとつへだたったところに、著者の生まれた和賀の谷間がある。二百数十年前から先祖代々、和賀に伝わるクロボトケ信仰とムラの習俗を語りつくす。地方のほんとうの風景がここにある。
●野本三吉
四六判★1600円 0107-X (1985 ・11)
「共同体の原像は、もっとも下層に落としめられ、切り捨てられたところにしか育たない」という著者が、全国各地に点在する土着共同体論、「いのちの故郷」としての沖縄論をとおして、「共生・共死の原質」を探る。
四六判★2300円 0164-9 (2001 ・10)
小学校教師として子どもと、横浜・寿生活館での寄せ場の労働者と、児童相談所での「問題児」と、そして大学教員として学生と、共に生きる場からの記録。個人史であり、時代性を孕む社会史である。生活の中で紡ぎだされる民衆史への回路を探る。 →目次へ →書評へ
A5判★5600円(全3冊函入り・分売不可) 0173-8 (2003 ・8)
毎月一回、「生きる場」から発信された個人誌『生活者』30年分の集大成。私的な記録を原点として発行される同誌は、著者が一人ひとりの生の軌跡と向かい合い、他者と響きあう世界をめざして模索するライフヒストリーであり、ひとつの社会史でもある。
●山谷労働者福祉会館運営委員会編
四六判★2000円 0131-2 (1992 ・12)
1万人近い日雇い労働者の住む街・山谷に、青いタイルの鮮やかな三階建ての会館が生まれた。ヤマの労働者と全国のボランティアによって作り出されたこの<自由な空間>実現までの全記録。
●大沢真一郎
四六判★850円 0110-X (1971 ・11)
民衆の自立的集団のたたかいの中から、人間解放の思想的原点を剔抉し、長い「文化革命」を広範な「共同行動」として提起する。「遅れてきた」ものが、時代の根底からのトータルな変革に向かう行動的ルポルタージュ。
●宇井眞紀子写真集
A5判★2800円 1416-3 (2002 ・1)
関東周辺には約五千人のアイヌ民族が暮らしている。新しい夫婦の誕生や日常の働く姿など、1992年から十年間にわたって東京周辺で撮影された、アイヌ民族の今を伝える写真集。アイヌ固有の生活習慣、伝承と文化を継承させるさまざまな試みも見られる。 →目次へ →書評を見る
●堀内光一
四六判★2700円 1429-5 (2004 ・1)
1997年アイヌ文化法が制定され、これまで知事が管理していたアイヌの共有財産の返還が行われることになった。しかし、道庁によるとその共有財産は土地や漁業権は全くなく、146万円の現金のみ。アイヌ有志による怒りの行政訴訟が開始された。 →目次へ →書評を見る
●福島菊次郎
A5判★2500円 0453-2 (1989 ・8)
海に生きた男たちのたくましい生きざまや素朴な信仰心。島々の女たちのすばらしい生活能力ややさしさ、自然のなかでいきいきと遊ぶこどもたち。敗戦から高度成長にいたる周防灘島民の生活の記録。
●石井英朗
四六判★1500円 9012-9 (1982 ・12)
こんにちの日本社会を彩っている構図は、すべて高度経済成長の成功と破綻によっているといっても過言でない。地方自治にたずさわってきた著者が、経済学の窓から新しい地域―自治のありかたを模索する。
●江川二郎
四六判★2200円 0471-0 (1992.8)
区画整理による立ち退きに対して補償金がもらえると誰でも思うはず。だが実態は、土地がタダでとられるうえに、清算金と称するカネまでとられるのだ。財産権を犯す区画整理事業のからくりをわかりやすく解説。
●丹野清秋編
四六判★2000円 0474-5 (1993 ・12)
地域の自立、地域分権と自治、地域主権など、いまや<地域>をぬきに現代の政治・経済は語れない。開発と環境をめぐる住民運動、農業の再生と地域の自立、脱成長をめざす運動など現場からの問題提起。
●布施哲也
四六判★2000円 1433-3 (2003 ・11)
道路問題でTBS「噂の東京マガジン」でも報道された清瀬市。人口7万人の地方自治体。昔も今も江戸期より先祖代々「本村」に住む人たちが牛耳る閉鎖社会。ごみ袋騒動、市長選挙の顛末記などをとおして、ムラ社会の実態を一住民が痛烈に描く。推薦・佐高信 →目次へ
●石見尚編著
四六判★1600円 1407-4 (2000 ・4)
労働者が協同で企業をつくる。高齢者自身が在宅介護や家事支援の仕事をつくる。生産・流通・サービスなどさまざまな分野に広がるワーカーズ・コープとシニア・コープ。その多くの実例をとおして見る、大失業時代と高齢化社会における働き方・生き方。 →目次へ
●粟野仁雄・高橋真紀子
四六判★2400円 0493-1 (1997 ・9)
日本海沖で座礁したロシアのタンカー・ナホトカ号。沿岸の漁師町に大量の重油が押し寄せた。全国から何万ものボランティアが集まり、海岸はみるみるきれいになったが……。広がる事故の波紋を、現場からルポ。 →目次へ
●白川真澄
四六判★2400円 0417-6 (1997 ・12)
国家による公共性や決定権独占にたいして、地域住民による自己決定権の行使が鋭く対立し、争っている。地域から国家の力を相対化していくための道筋はいかにして可能か。21世紀への助走路で社会変革の構想をさぐる。