●カサリン・バスフォード=英・植物学者/阿伊染徳美=画家
四六判★2300円 1442-2 (2004 ・7)
常々にはオーク(ドングリの木)に宿って光や水を尊ぶ、民間信仰のシンボルとしてのグリーンマン。民衆文化の中に素朴な形で脈々と伝承されている大地母神。その精神は、宗教、歴史、民俗、芸術、そして環境問題に取り組む世界の人びとに着実に影響を与えてきた。
●津田道夫
四六判★2400円 0403-6 (1989 ・3)
「イメージの時代」といわれる現在、ムードに流されることなく、人間の心的構造を科学的に分析していくことが求められている。哲学・心理学・民俗学の成果をふまえ、緻密な論理展開によって分析する。
A5判★3600円 0844-9 (2000 ・5)
20世紀は「革命の変質の世紀」であった。その変質=原理的堕落は、レーニン、スターリン、毛沢東と時代を下るごとに進行した。それに対する先駆的批判を行った三浦つとむの仕事を素材にして、マルクス理論の原理的再生を試みる論考。 →目次へ →書評・読者カードを見る
●石塚省二
A5判★3200円 0345-5 (1999 ・4)
社会主義の崩壊とともに、近代ヨーロッパ文明は崩壊をとげ、ポストモダン状況とモダン状況とのせめぎあいが本格化している。ズナニエツキ、マリノフスキーらポーランド社会学の展開を機軸に社会哲学を解析する。 →目次へ
●荒岱介
四六判★2200円 0319-6 (1996 ・6)
20世紀最大の哲学者といわれるドイツのマルティン・ハイデガーはなぜナチス党員であったのか。近代物質文明における人間存在の実存的在り方を越えようとしたその哲学に対する独自の解釈を試み、ナチズムに帰依した根拠を探る。
●上条三郎
四六判★2200円 0486-9 (1996 ・10)
ぼくの少年時代は永久に戻らない。けれども、青年になろうとする自己革命の火種はともされたままなのだ。デミアンやデュボワの精神にふれて共鳴できるのだから……。学問するノンセクト・ラディカルの時代。
●石塚正英
四六判★2600円 0420-6 (1999 ・3)
21世紀への文明的転換期において、国家、民族、文化など伝統的で自然なものであると思われていた概念が激しく揺れ、瓦解していく現在。脱国家・脱政党――社会の様々な領域において成立する多元的アソシアシオンの創造へ、思想的冒険が始まった。 →目次へ
●石塚正英編集
A5判★2200円 0323-4 (1997 ・5)
21世紀はホモ・モビリスタ(移動する人)の新紀元となる。異文化接触は文化のクレオル化をもたらし、さまざまなアイデンティティが歴史を動かす。いま注目されつつある<クレオル文化>の総合研究。
A5判★2200円 0324-2 (1998 ・4)
シチリア、ハワイ、キプロス、チモール……。民族や言語、宗教などが交錯する世界史の十字路=離島に焦点をあてる。ボーダーレス時代の離島の社会史的解明。
A5判★2500円 0326-9 (1999 ・5)
海を越え異郷の地に足を踏み入れた人たちは、そこでいかなる自己を発見したのか。岡本太郎、福本和夫、出隆、中江兆民、大杉栄、羽仁五郎、布村一夫、大山郁夫、国分一太郎の異郷体験は、それぞれの自己形成=実存にとっていかなる意味を持ったのか。 →目次へ
A5判★2500円 0328-5 (2000 ・8)
アメリカ大統領ケネディは、「勇気と平和」の象徴か? ケネディをはじめ20世紀を風靡した人物――北一輝、東郷青児、サラザール(イベリアのファシスト)――について、誰も書かなかった実相。異色人物伝を通して何が見えてくるか? →目次へ
●梅本浩志
四六判★2400円 0388-9 (2000 ・8)
物と化した人間とその体制がエロスを絞殺した20世紀。ボルシェビズムも例外ではなかった。ロレンスは遺書たる『チャタレイ夫人の恋人』でこのことを予言した。同書を素材に性と優しさの世界・エロスを絞殺する現代社会の病理を照射する。 →目次へ →読者カードを見る
●浅見克彦
四六判★2800円 0862-7 (2002 ・10)
消費文化の大衆化と、大衆的な消費主義スタイルの浸透が現在の社会体制の安定化に果たす役割。マルクス主義的ラディカリズムのブラインドスポットとしての「消費」と「文化」における権力作用を、カルチュラル・スタディーズの文化批判によって再審する。 →目次へ →書評を見る
●高尾利数
四六判★2700円 0489-3 (1997 ・2)
人類の知的遺産として、いまなお多くの人々に影響を与え続けている聖書。神学的解釈を超えて、歴史学、民俗学、言語学の成果をもとに、「開かれたテキスト」として聖書を批判的に読みなおす試み。
四六判★2700円 0488-5 (1997 ・2)
まさしく宗教であったが故に「オウム事件」はおこった。全社会的な「宗教経験」を経た私たちにとって、今、宗教とはいかなる意味を持ちうるか。気鋭の宗教社会学者による、根底的な宗教批判の試み。 →目次へ
●榎十四郎
四六判★2500円 0492-3 (1997 ・7)
旧約聖書に基づくキリスト教と、新約聖書に基づくキリスト教。それは、体制宗教と反(脱)体制宗教の違いを生み出すものであった。一信徒の立場から聖書を批判的に読み抜いてきた著者による、宗教=体制をめぐる論集。
四六判★2400円 1404-X (2000 ・2)
キリスト教の核心としての「奇跡」は、人間と世界との関わりをどう解釈するかという根本問題に関わる問題である。自然そのものを人格神が創造したものとみなすキリスト教を信仰することが、日常的な自然科学的世界観とどう整合しうるのか。一信徒の立場からの論考。 →目次へ →書評・読者カードを見る
四六判★2200円 1418-X (2001 ・12)
イエス・キリストはキリスト教の神であるが、福音書に記された厳しい教えは実行できない。イエスのラディカリズムは、パウロの教会でいかに排除されていったか、カトリックを批判したルターの説でも、教会の世俗化は回避できない。一信徒の立場からの批判的論考。 →目次へ →読者カードを見る
●やすいゆたか
四六判★2300円 1410-4 (2000 ・9)
イエスは自分の個体的生命を投げ出すことによって、全世界を手に入れるという危険極まりない賭に出た。自分の血と肉を食べさせることによって、弟子たちに聖霊をひきつがせ、弟子たちの中に復活しようという方法で。キリスト教成立の謎を解く。 →目次へ →書評・読者カードを見る
●堀 剛
四六判★2300円 1424-4 (2002 ・10)
現代社会においてキリスト教とは何か。福音書におけるイエス理解の基本をふまえ、現代日本の教会が直面している問題に焦点をあて、社会的視座から聖書を読みなおす。状況と時代の中で、聖典からの脱却と、新たな〈宗教性〉を模索する。 →目次へ
●佐藤進
四六判★1800円 1405-8 (2000 ・2)
量子力学による宇宙論、生物化学による遺伝子と生命現象の究明……。現代科学の発達により、人類は「神の領域」を侵犯したのか? 人類史における宗教意識発生の根拠と諸宗教の形成過程・教義を解明し、現代の科学技術文明と宗教問題を平易に論じる。 →目次へ →書評・読者カードを見る
●大西修
四六判★2500円 0480-X (1995 ・3)
戦時下の日本で、天皇制国家と癒着し、人々を戦争へと駆り立てていった本願寺教団の思想=戦時教学。仏教思想の「無我」の論理を死の論理にすり替えたその思想構造を、若き真宗僧侶が批判する。 →目次へ
●玉川信明
四六判★2600円 1438-4 (2004 ・4)
親鸞全集と膨大に刊行されているその研究・解説書を読破するにつれ、それらの親鸞礼賛に疑問が百出してきた。親鸞と浄土真宗に対する正面からの批判的検討が開始された。「親鸞は半僧半俗の二重人格者だ」と喝破し、類例のない異説・親鸞本ができあがった。 →目次へ
四六判★2000円 1413-9 (2001 ・4)
「セックスと超意識」に関する講話で、インド全土に激しい嵐を巻きおこし、さらに世界中の若者を魅了したラジニーシ(=和尚、1931〜1990)。トランスパーソナル心理学を援用して、和尚の膨大な講話の記録を解析する。世界初の和尚ガイドブック。 →目次へ
四六判★2000円 1421-X (2002 ・2)
従来の禅が武士たちの世界で発達した男性的な禅であるのに対し、和尚の禅は愛の営みにも似た合一の禅であり、柔和な、女性的な禅である。のびのびとまったく自然に成長し、花開いていく、〈悟り〉への道、伝統や形式から自由な和尚の禅講話を読む。 →目次へ
●玉川信明編著
四六判★2000円 1422-8 (2003 ・2)
インドの神秘的瞑想家・和尚(ラジニーシ)の性愛論。和尚のテーマは瞬間的であり、無限であるが故に、彼の講話は混沌としている。その混沌の中から、これまでの通俗的な性概念をひっくり返す性愛論を抽出する。玉川編・和尚ガイドブック第3弾。 →目次へ
四六判★2300円 1435-X (2003 ・12)
インドの神秘的瞑想家の聖典論のエッセンス。老子「道徳経」、イスラム神秘派「スーフィの逸話」、ヒンドゥー教「イーシャ・ウパニシャッド」、タントラ密教「サラハの王の歌」など古代の聖典を現代に蘇らせる。科学、芸術、宗教の融合をめざす和尚の講話。 →目次へ
●いいだもも
四六判★2000円 0415-X (1985 ・9)
柳田國男、吉沢英成、司馬遼太郎、塚本学、イリイチ、高群逸枝、大塚久雄、小谷汪之、ローザ・ルクセンブルク、ピエロ・スラッファ、伊藤誠、フランツ・カフカら12人を材料にポスト・モダン思想を解読する。
●平井玄
美本なし★1800円 0430-3 (1986 ・9)
いまや一個の電脳都市と化しつつある東京。電子メディアの支配のネットワークに対し、地下から自在な横断の〈線〉を引きなおすこと。都市=音楽=闘争を回遊する、対抗戦略に向けた評論集。
●桜井大造
A5判★2000円 0434-6 (1987 ・6)
変幻自在風ノ旅団、ワッショワッショト登場ス。豪華スタアノ勢揃イ、天然色ノパノラマ館、来タレヤ人ビト面白キ、コノ天幕ノヒト騒ギ……。テクノポリスに出現した目眩めく騒乱芝居。そのすべてがここに。
●松崎昇
A5判★4600円 0837-6 (1998 ・3)
社会科学の体系の輪郭を描写することを通して<近代の見取り図>を作成する理論的作業の試み。
●鎌倉孝夫・中村健三
A5判★3400円 0839-2 (1999 ・5)
疎外論から物象化論への転換を通して、独自の哲学体系を構築した廣松渉。この廣松理論に対するトータルな分析と批判。第1部は『存在と意味』の解析をとおして、現代における認識論の主題に迫る。第2部は廣松物象化論の理論構造を批判する。 →目次へ
●フォーラム90s研究委員会編
A5判★2500円 0418-4 (1998 ・11)
戦争と革命、ナショナリズムと国際連帯、転機としての68年、新しい社会運動とイッシューの多元化。20世紀とはいかなる時代であったか、民衆運動の過去・現在・未来と政治思想の新展開を、各分野の論者が多面的に論ずる。 →目次へ →書評・読者カードを見る
戦後論存疑
レヴィジオン〔再審〕第1輯
●栗原幸夫編集
A5判★2200円 0544-X (1998 ・6)
20世紀を「再審」するシリーズ。戦後論をめぐる今日的議論と視座。武藤一羊・池田浩士・天野恵一・細見和之・長原豊・鵜飼哲・平井玄・雑賀恵子・岡真理・太田昌国・崎山政毅・小倉利丸・野崎六助。
超克と抵抗
レヴィジオン〔再審〕第2輯
A5判★2200円 0545-8 (1999 ・1)
「世界史の哲学」「近代の超克」などのイデオロギー的スローガンの下に遂行された、総力戦として「大東亜戦争」。20世紀の総括の視点から、戦争体制下の思想と文学、抵抗と翼賛の諸相を読み直し、<近代の超克>の元基を問う論集。 →目次へ →書評・読者カードを見る
世紀を越える
――この時代の経験
●栗原幸夫
46判★2600円 1412-0 (2001 ・2)
希望はどこにあるのだろうかという問いに対して、私は、それは二〇世紀の経験の中にこそあると答えたい。未来は過去を通してしかその姿を現さない――。「戦争と革命」にいろどられた「この」時代の歴史と思想、運動と文学などに関する論争的批評。 →目次へ →書評を見る
語りの記憶・書物の精神史
――図書新聞インタビュー
●米田綱路編著
A5判★2500円 0553-9 (2000 ・11)