【かんからそんぐ】 岡大介さんの唄をきく ~唖蝉坊演歌に誘われて(2)

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カンカラ三線・演歌師、岡大介さんの唄う『かんからそんぐⅢ 籠の鳥・鳥取春陽』を聴きました。 “【かんからそんぐ】 岡大介さんの唄をきく ~唖蝉坊演歌に誘われて(2)” の続きを読む

倫理なき時代における倫理への渇望の書、ついに登場!─青木孝平『「他者」の倫理学 ─レヴィナス、親鸞、そして宇野弘蔵を読む─』

他者の倫理学

今月の新刊、青木孝平著『「他者」の倫理学 レヴィナス、親鸞、そして宇野弘蔵を読む』(四六判上製/360頁/定価:本体2,600円+税/ISBN978-4-7845-1838-8/装幀:後藤トシノブ)は小社期待の作品です。書店様、図書館様からのお取り扱いお待ちしております。以下、宣伝文、目次(PDFファイル)を公開します。 “倫理なき時代における倫理への渇望の書、ついに登場!─青木孝平『「他者」の倫理学 ─レヴィナス、親鸞、そして宇野弘蔵を読む─』” の続きを読む

専修大学ゆかりの研究者と新刊 ──野沢敏治著『内田義彦 日本のスミスを求めて』、内田弘著『『資本論』のシンメトリー』

内田義彦・シンメトリー

8月の新刊『内田義彦─日本のスミスを求めて』(野沢敏治著)が好評です。いつも経済学はどこか敷居が高く、恐れ多い気持ちで出荷をする室員ですが、今回はふと冒頭「はじめに 一風変った、でも本当の経済学史家」を一読し、あ、おもしろそうと思いました。著者・野沢敏治氏の平易で読みやすい文面がなによりありがたいですし、内田義彦という人物像にも興味をひかれたのでありました。

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「貧困の哀歌」が縁日を彩っていたのか──『演歌の明治ン大正テキヤ フレーズ名人・添田唖蝉坊作品と社会』

演歌の明治ン大正テキヤ

添田唖蝉坊(1872-1944)が、明治大正の時代に貧困と隣りあわせにいた人たちを描いた「演歌」の歌詞55作品を収め、さらに研究者による評論をミックスした『演歌の明治ン大正テキヤ』が出来上がりました。現代のラップにも通じる「演歌」の魅力をお楽しみいただけます。 “「貧困の哀歌」が縁日を彩っていたのか──『演歌の明治ン大正テキヤ フレーズ名人・添田唖蝉坊作品と社会』” の続きを読む

特集●戦後71年(4)長崎から近代日本の暗部を照らす──『軍艦島に耳を澄ませば』『ナガサキの被爆者』

ナガサキ2点

1冊目は『増補改訂版 軍艦島に耳を澄ませば』です。2011年7月刊行版が品切れとなり、この度あらたに「補遺 沈没!軍艦島 世界文化遺産化の果てに」を加えた改訂版を発行しました。冒頭の「刊行にあたって」をPDFファイルで公開します。 “特集●戦後71年(4)長崎から近代日本の暗部を照らす──『軍艦島に耳を澄ませば』『ナガサキの被爆者』” の続きを読む

マルクス主義の歴史理論において、「アジア的なるもの」は常に難問だった。──福本勝清/著『マルクス主義と水の理論』『アジア的生産様式論争史』、石井知章/著『中国革命論のパラダイム転換』『K・A・ウィットフォーゲルの東洋的社会論』

新刊『マルクス主義と水の理論』(福本勝清/著)刊行。アジア的生産様式の議論を深める一連の既刊書をご案内。アジア的生産様式論


マルクス主義の歴史理論において、「アジア的なるもの」は常に難問だった。

K・A・ウィットフォーゲルらの「アジア的生産様式」論は、古代からのアジア独自の社会発展と、そこで生み出された専制権力について論じたが、ソ連における共産党独裁の説明理論ともなりえることから、1930年代のソ連ではそれはタブーとされていた。 “マルクス主義の歴史理論において、「アジア的なるもの」は常に難問だった。──福本勝清/著『マルクス主義と水の理論』『アジア的生産様式論争史』、石井知章/著『中国革命論のパラダイム転換』『K・A・ウィットフォーゲルの東洋的社会論』” の続きを読む