
東北学院大学・加藤幸治氏の著作『復興キュレーション - 語りのオーナーシップで作り伝える〝くじらまち〟 (キオクのヒキダシ2)』より、冒頭の「はじめに」をお読みいただけます。(全5回)第5回 博物館活動を通じた復興への積極的な関与(後)
SHAKAI HYORON SHA
あごひげ豊かな和服のおじさんの銅像を見上げるこれまた犬の銅像。ここは徳島県の観光スポット眉山にある公園。眉山にはたぬきを祀る神社があるそうですが、こちらの犬がみあげる人の名はモラエス(ヴェンセスラウ・ジョゼ・デ・ソーザ・モラエス、1854~1929)といいます。
モラエスの生涯に触れることもまた、日本の近代史に関心を持つきっかけになります。そこで今回は、徳島大学で活動されているモラエス研究会をご案内します。ご寄稿下さるのは、写真を送って下さいました徳島大学の宮崎隆義さんです。 “〈徳島大学総合科学部モラエス研究会〉宮崎隆義・寄稿─「外国人」の足跡から近代日本をひもとく手引き(2)” の続きを読む
新潟県上越市の直江津地区。その近代史と文学にスポットをあてた『日本海沿いの町 直江津往還』の執筆者のお一人、瀧田寧氏からエッセイをお寄せいただきました。先日9月10日には北海道エドウィン・ダン記念館で講演をされています(北海道新聞札幌版2016年9月27日付に記事「酪農の父ダン 石油開発にも力 真駒内の「牧牛場」開設140年 記念館で功績学ぶ講演」掲載)。
エドウィン・ダン。「お雇い外国人」として日本にやってきたアメリカの人。現在、北海道酪農の父と知られるものとは別の顔を瀧田さんはご紹介下さいます。 “〈エドウィン・ダンについて〉瀧田寧・寄稿 ─「外国人」の足跡から近代日本をひもとく手引き(1)” の続きを読む