なぜ〝山の中〟に〝用水路〟は作られたか? ─房総丘陵の水利用(西谷大/著『写真紀行 雲のうえの千枚ダム』関連)

西谷大/著『写真紀行 雲のうえの千枚ダム – 中国雲南・大棚田地帯 (キオクのヒキダシ1)』刊行から1か月。みなさま、お手にとっていただきましたでしょうか。本書刊行の前、2014年の5月のことですが、千葉の房総丘陵にある棚田や山の中に作られた用水路を見学したことがありました。今回はその様子をお伝えします。

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| 詳報 | 吉澤文寿編著 五〇年目の日韓つながり直し ─日韓請求権協定から考える─ 社会評論社刊

海峡を越える市民運動のレポート

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「民衆の歴史を記録する仕事には、終わりがありません。」 ─松岡環/著『南京 引き裂かれた記憶 元兵士と被害者の証言』

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ファッショナブルな仮面の祝祭 ─『ヴェネツィアの仮面カーニヴァル 海に浮く都の光と陰』(勝又洋子・著)発売中です

勝又洋子著『ヴェネツィアの仮面カーニヴァル 海に浮く都の光と陰』が発売になりました。ナポレオンにより禁止された後、200年を経て再開されたヴェネツィア仮面カーニヴァル。幻想的な中世都市を舞台にした仮面劇さながらの光景といいます。その歴史を掘り下げた類書の少ない研究作品。もちろん現地で撮影した写真を収録しています。ぜひお買い求めになって下さい。以下、概要と目次をご案内いたします。

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集品のおやじさん

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先ほど、集品のおやじさんが最後の集荷をすませて行きました。長年お世話になりました、お元気でと明るい笑顔。小社にも欠かさず来て下さっていました。来週から別の業者が来る予定ですが、今日は一つの区切りの日であります。ありがとうございました。

 

トコトットト・・・文明開化でお馬が走る東京市中 ~唖蝉坊演歌に誘われて(4)

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演歌師・添田唖蝉坊(1872-1944)の作品のなかでもユニークなフレーズ「トコトットット」で世相を描写したヒット作「ラッパ節(喇叭節)」の歌詞に誘われてみました。 “トコトットト・・・文明開化でお馬が走る東京市中 ~唖蝉坊演歌に誘われて(4)” の続きを読む

〈徳島大学総合科学部モラエス研究会〉宮崎隆義・寄稿─「外国人」の足跡から近代日本をひもとく手引き(2)

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あごひげ豊かな和服のおじさんの銅像を見上げるこれまた犬の銅像。ここは徳島県の観光スポット眉山にある公園。眉山にはたぬきを祀る神社があるそうですが、こちらの犬がみあげる人の名はモラエス(ヴェンセスラウ・ジョゼ・デ・ソーザ・モラエス、1854~1929)といいます。

モラエスの生涯に触れることもまた、日本の近代史に関心を持つきっかけになります。そこで今回は、徳島大学で活動されているモラエス研究会をご案内します。ご寄稿下さるのは、写真を送って下さいました徳島大学の宮崎隆義さんです。 “〈徳島大学総合科学部モラエス研究会〉宮崎隆義・寄稿─「外国人」の足跡から近代日本をひもとく手引き(2)” の続きを読む

青木孝平/著『「他者」の倫理学』書評つづけて掲載!!

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先月9月刊行の青木孝平著『「他者」の倫理学』の書評がこの間、『週刊ダイヤモンド』2016年9月24日号、『創』2016年11月号、『毎日新聞』10月16日付に続けて掲載されています。

いずれも佐藤優氏(作家、元外務相主任分析官)の寄稿です。「最近、筆者が長い間、考えていたこととほぼ同じ問題を扱った衝撃的な書物に出会った」(『創』2016年11月号、佐藤優連載「ナショナリズムという病理」第102回より)とお書きいただきました。ありがとうございます。

今回は本書の冒頭「まえがき」(全文)を公開し、本書の魅力をご紹介いたします!  “青木孝平/著『「他者」の倫理学』書評つづけて掲載!!” の続きを読む

マンガの1コマから古典に誘う ─稲垣高広氏の講演会「ドラえもんから広がる読書の世界」(名古屋市富田図書館)と『ドラえもんは物語る』

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2016年9月17日に行われた講演会「ドラえもんから広がる読書の世界 ─藤子・F・不二雄没後20周年講演会」に行って参りました。講師は稲垣高広さん。「藤子不二雄マンガ」のファンとしてブログ「藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記」をつづけており、藤子マンガファンに限らず、多くのメディアからも注目されています。 “マンガの1コマから古典に誘う ─稲垣高広氏の講演会「ドラえもんから広がる読書の世界」(名古屋市富田図書館)と『ドラえもんは物語る』” の続きを読む