| 詳報 | 加藤幸治/著『復興キュレーション ─語りのオーナーシップで作り伝える〝くじらまち〟社会評論社刊

震災前と今を結び直す空間づくり。
町に生きる声が響き合う企画展の取り組みと、次への提言。

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お面の話(“動かない表情の奥に隠された本心” ─『藤子不二雄Aファンはここにいる Book2 Aマンガ論序説編』より)

目録準備室の窓辺にかかっていている額のなかには「KOREAN MASKS」と銘打たれて仮面の小さな模型が6つ並んでいます。社会評論社が1993年に韓国を訪れたときの記念品です。

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ファッショナブルな仮面の祝祭 ─『ヴェネツィアの仮面カーニヴァル 海に浮く都の光と陰』(勝又洋子・著)発売中です

勝又洋子著『ヴェネツィアの仮面カーニヴァル 海に浮く都の光と陰』が発売になりました。ナポレオンにより禁止された後、200年を経て再開されたヴェネツィア仮面カーニヴァル。幻想的な中世都市を舞台にした仮面劇さながらの光景といいます。その歴史を掘り下げた類書の少ない研究作品。もちろん現地で撮影した写真を収録しています。ぜひお買い求めになって下さい。以下、概要と目次をご案内いたします。

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竹内康人著『日本陸軍のアジア空襲』目次・概要の紹介

竹内康人著『日本陸軍のアジア空襲 爆撃・毒ガス・ペスト』が発売になりました。「日本陸軍によるアジアでの空襲・爆撃についての認識が深まるとともに人権と平和にむけての活動がすすむことを願う」──日本がアジアで行った加害の歴史の知識を深めるための記録です。今回は目次と各章の概要をご紹介します。

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〈時間〉の痕跡─プルースト『失われた時を求めて』全7篇をたどる

作品全体からプルーストの〈時間〉との闘いのありようを解明する初の研究書!

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マルセル・プルースト『失われた時を求めて』全篇の時間形成を分析することで作品全体を鳥瞰する試み──。青木幸美氏による長編評論『〈時間〉の痕跡─プルースト『失われた時を求めて』全7篇をたどる』上下・全2巻が発売中です。

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ピケティとマルクスの視点から、デフレ不況の先進国日本の現状を分析してみよう。(奥山忠信著『貧困と格差』発売中!)

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奥山忠信著『貧困と格差 ピケティとマルクスの対話』9月の刊行以来、好評を得ております。『資本論』と『21 世紀の資本』を基本素材として、新自由主義の展開と破綻がもたらした現代世界の危機の構造を読み解く──。今回はその一部をご紹介します。

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「廣松哲学と対話することの意味」──渋谷要著『廣松哲学ノート』

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「共同主観性」という概念を糸口として、廣松渉の哲学の諸論から学び、廣松いうところの人間生態系、地球生態系の保護・防衛のために、それと関説して、現代の「世界戦争」状況にかかわる思想的諸問題を考える。──渋谷要氏の新著『廣松哲学ノート 「共同主観性」の哲学と人間生態系の思想』(装丁 後藤トシノブ)を刊行しました。序章の抜粋と、目次詳細を公開します。

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