原発事故裁判の現状と課題

原発事故裁判の現状と課題

【内容紹介】

原発事故による被災者と、事故を起こした東電との間で争われている裁判。国の責任も問われているが、その多くは、被災者側が敗訴している。しかし、その判決を読むと、どう考えても合理的ではないところがある。なぜ、裁判官が理性を失い、不合理な判決を書くのだろうか――。裁判の「論理」のありかを、2020年まで原子力規制庁技術参与を務めた著者が追う。

【主要目次】

Ⅰ 本書で取り上げた原発事故に関わる裁判

1.原発事故に関わる裁判 5 件の現状

2.事実の記録と正しい論理

3.年間 20mSv の被ばくとは

Ⅱ 原発事故に関する裁判の判決

1.福島県による原発避難者追出し裁判

2.汚染農地回復請求訴訟

3.損害賠償請求・生業訴訟

4.子ども脱被ばく裁判

5.311 子ども甲状腺がん裁判

補足:原子力災害対策指針の改定に対するパブコメ


著者:松田文夫(マツダフミオ)


A5判 並製 272頁   本体価格1800円+税

ISBN 978-4-7845-****-*


・Amazon(単行本)

・出版書誌データベース(Books