日本と朝鮮の真の友交と連帯を、そして朝鮮の統一を願う『海峡』、50年にして一区切り
目次
馬関毎日新聞に見る「韓国併合」と下関 ・・・ 木村健二
関東大震災における自警団の設立過程 ・・・ 樋口雄一
植民地下の少年雑誌『星の国』掲載 李箕永 随筆二篇 ・・・ 訳 桑ヶ谷森男
石橋湛山と矢内原忠雄の朝鮮観 ・・・ 桑ヶ谷森男
朝連解散、財産接収と朝鮮人の闘い(上)-大分県公文書を中心に- ・・・ 長澤 秀
ある在日朝鮮人二世の歩み 2-李丞玉(一九三〇~一九九〇)とともに暮らした日々 ・・・ 山口明子
踊りの場13 -父と母のいる場所 ・・・ 高秀美
朝鮮学校交流・支援 NGO第一回国際連帯 ハンマダン「一緒に行きましょう」 ・・・ 佐野通夫
『海峡』総目次Ⅱ 26号(二〇一五年七月二五日)-31号(二〇二四年一二月二五日)
会の記録
編集後記
編集後記より
雑誌『海峡』創刊は一九七四年一二月二五日だった(第一回例会は一九七三年七月三日)。創刊号「あとがき」には、<編集担当 任・欄木>名で、「朝鮮問題研究会の「海峡」創刊号が出来ました。私たちの会は、近代・現代朝鮮の政治・社会・文化などの諸問題を、自由に研究していこうとするものです。(略)会誌名「海峡」は、日本と朝鮮の真の友交と連帯を、そして朝鮮の統一を願う全会員の心が命名したものです。私たちは、このささやかな研究を通して、日本と朝鮮の間に拡がり横たわる海峡に、平和と親善の橋を架けたいと念願しています。それを阻んでいる流れをも直視しながら、私たちの研究を地道に推し進めてゆきたいと思います。
次号の発刊、七五年六月(年二回刊)の予定です。」と記されている。
それからちょうど五〇年で三一号であるから、当初予定の三分の一の刊行であった。特に三〇号を二〇二〇年三月に刊行してからは、「会の記録」に見られるようにコロナ感染症の影響で会合すら持つのが難しい時期を過ごし、会員も高齢化した。創刊号の志を引き継ぎ、研究会は継続していくが、この形での刊行は一区切りとしたい。
2024年12月刊
海峡31 特集『海峡』50年
A5判120頁 定価=本体1000円+税 ISBN978-4-7845-5031-9
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