|戦後75年| 被爆のキオクをつなぐ 紹介『ヒロシマ・ナガサキ・ビキニをつなぐ』『ナガサキの被爆者』『原子爆弾は語り続ける』


ヒロシマ・ナガサキ・ビキニをつなぐ
─焼津流平和の作り方Ⅱ

ビキニ市民ネット焼津・かまぼこ屋根の会【編著】加藤一夫・秋山博子【監修】

焼津市の人々による地域掘り起こし型・平和運動のドキュメンタリー

マグロ漁業の第五福竜丸は、1954年静岡県焼津港を出港。3月1日、マーシャル諸島のビキニ環礁付近でアメリカの水爆実験に遭遇。23人の乗組員が被曝。無線長の久保山愛吉さんが死去。吉永村の村民の声として開始された原水爆禁止の署名運動が東京・杉並に受け継がれ全国的、世界的に展開された。

それから半世紀、東海地震震源域のど真ん中にある浜岡原発から30キロ圏の焼津市で、日常生活に依拠した地域掘り起こし型の平和運動がはじまった。

ゴジラ・ファンの集い、港で見るモダンアート展、焼津平和賞の提唱、市民のビキニデー、さまざまな平和講座、第五福竜丸(レプリカ)の復元、マーシャル諸島の人々との交流。本書はこうした町興しとして展開されている焼津市民の活動記録。

A5判164頁(カラー14) 本体1800円+税
ISBN978-4-7845-1343-7 C0030
2012年刊 発売中

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ナガサキの被爆者
──死者の民衆は数えきれない

西村豊行/著

被爆者をつくったのは誰か!
「ナガサキ」の被爆者問題の原点を問う。

1945年8月9日11時02分、アメリカ軍によって長崎に原子爆弾が投下される。浦上天主堂のある浦上地区の上空で爆発。死者、約7万4千人。爾来70余年の歳月が過ぎた今、ナガサキの被爆者問題の原点を新たに問いかける。

「私は一九六五年九月から長崎に居住し、被爆問題の調査を始めた。私の方法論は、革命的詩人・黒田喜夫さんの「階級の底は深く/死者の民衆は数えきれない」につきると言ってよい。階級の底へ底へとおり、そこに横たわる死者の民衆を数えていく、そういうものとして作業をすすめた。

被爆問題を解明していく調査の過程で、在日朝鮮・韓国人の闘いと生活にふれ、また、被差別部落民とあらためて出会うことになった。長崎の被爆問題は強制連行されてきた朝鮮人の存在と深くかかわっている。長崎には戦時中、三菱造船所や兵器制作所があって、そのために原爆投下の目標に選ばれた。

長崎の被爆の事実に迫るため、あらゆる角度から照明をあてるよう心がけたが、とくに被差別部落との関係にこだわり、そこに焦点を絞っていった。それは同時に、私にとっては自己史の切開であった。」((本書より)

四六判328頁 本体2300円+税
ISBN978-4-7845-1553-0 C0030
2016年刊 発売中

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原子爆弾は語り続ける
ヒロシマ六〇年

織井青吾

わが広島の原風景──新幹線で乗り合わせたひとりの女性は、今なお癒えぬ傷をひっそりと語りはじめる。わたしをたちまち焦土と化したヒロシマに連れもどした。

原爆を投下された時、日本はどんな国であったか。戦時下、広島の人びとはどんな暮らしをしていたのか。それから60年たった今、日本はどんな国になっただろうか。14歳で被爆した著者が、家族、友人、教師など生を共にした人びとの「遠い記憶」をたどり、ヒロシマの今を問いかける。

四六判285頁 本体2300円+税
ISBN978-4-7845-1448-1  C0030
2005年刊 在庫あり

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投稿者: 社会評論社 特設サイト 目録準備室

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