|刊行情報| 市民と行政の協働 ごみ紛争から考える地域創造への視座 濱 真理/著

*この度、濱真理氏が廃棄物資源循環学会様より令和4年度著作賞を受賞しました!


書評掲載 
『廃棄物資源循環学会誌』Vol.34, No.1, 2023 
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ごみ処理施設の建設は、
必要と知りながらも敬遠しがちな懸案課題。

本書は、それに正面から向き合い、種々の紛争事例をふまえ、 市民と行政が対立から協働へと向かう道筋を提示しています。 第三者への着目は、独自の切り口! きっと、気づきと希望を感じてもらえるはず。 本書の最大の魅力といえます。

市役所で勤務した経験をもとに研究者として客観的に見つめ直すことから生まれた「市民参加」と「合意形成」の研究。公共政策をめぐる確執の事例を紹介しながら、市民・住民が、対立を超えて合意を形成し協働することが一般的となる段階における、地域社会のありよう、まちづくりのかたちの絵姿を示す。


主要目次

序 章 市民と行政のごみ紛争を直視する

第I編 市民と行政の対立と変容、協働
第1章 廃棄物焼却施設をめぐる住民と行政の対立と協働
第2章 市民の変容
第3章 行政の変容

第II編 市民に関わる格差と葛藤
第4章 市民と行政の格差と行政の強大さ
第5章 廃棄物処理施設をめぐる市民と行政の葛藤と「合意形成への合意」
第6章 カナダ・アルバータ州の総合廃棄物処理施設と地域格差

第III編 協働を促進する第三者の役割と課題
第7章 海外における第三者機関の実像と日本における普及の展望
第8章 公務員へ、市民へ、第三者であれ
終 章 対立を超えた地域社会の創造

著者紹介
濱 真理 はま・まこと 大阪市立大学経済学部卒業、京都大学公共政策大学院修了(修士・公共政策)、放送大学大学院文化科学研究科修了(修士・学術)。博士(経営学・名古屋学院大学)。元大阪市役所職員、元京都大学大学院経済学研究科研究員、元学習塾講師。

2022年9月7日刊
市民と行政の協働 ごみ紛争から考える地域創造への視座
濱 真理 /著
定価=本体2500円+税 ISBN978-4-7845-1595-0 A5判並製256頁

 

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