| 刊行情報 | 渋谷要/著 資本主義批判の政治経済学 グローバリズムと帝国主義に関するノート 2019年12月下旬発売 社会評論社


四六判上製・314頁 定価=2500円+ 税


序 章 帝国主義─グローバリズムと放射能被ばく下の社会再編

第一部 グローバリズムと帝国主義支配の諸相 

第一章 投機資本主義とヘッジ・ファンド─金融の自由化と富裕層支配
第二章 書評 トマ・ピケティ『21世紀の資本』
第三章 実録物語・リーマンショック(サブプライム恐慌)
第四章 帝国主義天皇制問題としての森友問題
第五章 「共謀罪」=「改正・組織犯罪処罰法」の問題点

第二部 階級支配と「帝国主義」の定義に関するノート

第一章 エコロジカルなマルクスのラジカリズムについて
第二章 資本主義国家批判の方法について
第三章 「階級解体」と全体主義─ハンナ・アーレント『全体主義の起原』を読む
第四章 「帝国主義論の方法」について─宇野経済学とレーニン
第五章 戦争と帝国主義に関する考察

21世紀は戦争と収奪の世界におおわれている。それは冷戦期とは異なった様相を呈しており、過去とは違った意味で救いがたいほど、悪質な時代となっている。
現代資本主義における露骨な「収奪」は、もはや「搾取」と呼ぶには上品すぎるものだ。外国人労働者への「技能実習制度」なるものも、新手の収奪にほかならない。ブルジョアジーによる「搾取」に対する闘いとともに、こうした「収奪」と闘うことが、今、人間の解放と自由・平和を願うすべての人々に、何よりも求められている。

(しぶや かなめ)一九五五年京都生まれ。評論家。著書に『廣松哲学ノート』(社会評論社)、『エコロジスト・ルージュ宣言』(同)、『前衛の蹉跌』(実践社)ほか。


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