前衛運動の旗手が問うた芝居への疑問。
村山知義(1901-1977)は大仰な宣言や理論を立ち上げ演劇運動者として先頭を走っていたばかりではなく、現代劇はどうあればいいのかをあらゆる側面から考えていた。その複雑な演劇人の1920年代から敗戦直後までを追った演劇論。〈個々人が時代の中で生み出してきた結果の演劇史〉を形作る論集。
SHAKAI HYORON SHA
村山知義(1901-1977)は大仰な宣言や理論を立ち上げ演劇運動者として先頭を走っていたばかりではなく、現代劇はどうあればいいのかをあらゆる側面から考えていた。その複雑な演劇人の1920年代から敗戦直後までを追った演劇論。〈個々人が時代の中で生み出してきた結果の演劇史〉を形作る論集。
書評掲載 ・『週刊金曜日』2023年3月17日号 公式サイト こちら ・『週刊教育資料』2023年3月27日 No.1696
“|刊行情報|「 ふるさと創生」 学びと結(ゆい) 開拓者精神の復権 池上惇・池田清・金井萬造 /編著 ” の続きを読む
そこで私は今日もお客さんとたわいの無い話をしながらブラックインクで下書きなしのドローインクで「日常」を描く。
*ドローイング+散文(見開き)23作収録
千葉県白井市は「白い梨の花咲く 緑豊かな田園のまち」(平和都市宣言)である。この平和なまちで、新型コロナ禍の最中、「コロナ看板」設置反対運動が起きた。それまでは、市議会も市民運動も「あっしにはかかわりのねえ」ことだった著者は、ひょんなことから、市議会なるものを初めて傍聴する機会があり、傍聴を続けるうちに、怒り心頭に発し、激烈なルポを綴り、木枯らし紋次郎宜しく右も左も打った斬る羽目になった。
外国人に対する入国管理と日本社会——、スリランカ人女性・ウィッシュマさんの名古屋入管死亡事件を機に、その制度の闇が明かされた。そこに現れた差別と排外主義の歴史をたどると、日本による韓国併合に行き着くという。安重根(アン・ジュングン)による伊藤博文銃撃事件を、今どのように捉えるか…。子どもたちに、近現代の歴史を教える学校教育と教科書検定の現在を併せて検証する。
東京に歴史を求めて歩いて行くと、浅草あたりで出くわすのが「添田啞蟬坊」の名前と演歌師という今では聞きなれない肩書きでした。それを芸能として今に伝えている歌い手に岡大介さんがいます。岡さんの歌声を聞いてしまいますと、むかしの東京の片隅にいた庶民の暮らしの悲哀を想像してしまうのが不思議。
岡大介さんの新譜『かんからそんぐⅣ 添田啞蟬坊生誕百五十年記念』発売のお知らせが届きました。添田啞蟬坊のいた東京と、いまの東京とを結ぶ歌声を期待します。
詳しくは以下を。(転載)
●岡大介【かんからそんぐⅣ】
★添田啞蟬坊生誕百五十年記念★
~カンカラ三線ひきがたり~
(オフノート/AUR-28)
価格:2000円(税別)
1、「金々節」(大正14年/1925年)
詞曲:添田啞蟬坊、後藤紫雲
2、「民権かぞえ歌」(明治5年/1872年)
詞:植木枝盛、岡大介 曲:不詳
3、「オッペケペー節」(明治22年/1889年)
詞:若宮万次郎、岡大介 曲:川上音二郎
4、「大磯演歌・磯自慢」(令和4年/2022年)
詞:磯人昇、岡大介 曲:岡大介
5、「拳骨節」(明治25年/1892年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:添田啞蟬坊
6、「ああわからない」(明治39年/1906年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:添田啞蟬坊
7、「むらさき節」(明治43年/1910年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:添田啞蟬坊
8、「新馬鹿の唄/ハテナソング」(大正9年/1920年)
詞:添田啞蟬坊、山路赤春、岡大介 曲:不詳
9、「缶空節」(令和4年/2022年)
詞曲:岡大介
10、「ピエロの唄」(大正11年/1922年)
詞:松崎ただし 曲:鳥取春陽
11、「生活戦線異常あり」(昭和5年/1930年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:佐々木すぐる
12、「恋を知る頃嫁ぐ頃」(大正12年/1923年)
詞:添田啞蟬坊 曲:添田知道
13、「東京節」(大正7年/1918年)
詞:添田知道、岡大介 曲:不詳
14、「呑んだ節」(令和3年/2021年)
詞曲:岡大介
◆楽士:岡大介(歌、カンカラ三線、太鼓、鉦)
◆客演:小林寛明(ラッパ二胡)、紺野将敬(チンドン)、堀込美穂(アコーディオン)
※「呑んだ節」のみ
◆監督:岡大介
◆解説:木村聖哉、岡大介
◆美術:青木隼人(デザイン)、岡大介(絵)
◆技師:石崎信郎
【 日本の「演歌」とは何か。美空ひばり?北島三郎?「演歌」の元祖は庶民の叫びを歌い続けた添田啞蟬坊。外国曲ばかりに影響される音楽プロデューサーやミュージシャンが増え続ける中、令和の今も「演歌」の魂を沖縄の叫びから生まれたカンカラ三線 一本歌い継ぐ!】
【購入方法】
★CDショップ:2000円+税
★通販:メタカンパニー こちら
岡大介公式ブログ こちら
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様々な地域と領域で〝価値転倒〟が起きている。最たるは、二度にわたる世界大戦の反省に立ちながらも再び対立へ逆戻りしている国際社会。本書は〝価値転倒〟をモティーフにした研究遍歴を通し、歴史が創った思想と現代をつなぐ思念の意義を伝える学問論。