|刊行情報| 朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち 高麗博物館朝鮮女性史研究会/著

東京新聞 4月3日付「こちら特報部」で高麗博物館朝鮮女性史研究会への取材記事が掲載されました。著作『朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち』で取り上げた歴史について紹介されています。

歴史から消されたもうひとつの「慰安所」に光をあてる。北海道から九州に至るまでの現地調査にもとづいた共同研究。

 寄稿 
植民地遊廓と朝鮮の女性たち―日本の近代公娼制の朝鮮移植と日本への還流―(金 富子)

 第一章 植民地朝鮮の女性たち 
植民地支配と朝鮮農村女性(樋口雄一)
植民地朝鮮の農村女性を接客女性に押しやった貧困と差別(永津悦子)

 第二章 朝鮮料理店・産業「慰安所」とは何か 
朝鮮料理店・産業「慰安所」Q&A (佐藤悠子)
日本に渡ってきた朝鮮の女性たち―北海道を中心にして―(大場小夜子)
日本のほとんどの地域に朝鮮人の芸娼妓酌婦がいた―在日朝鮮人を詳査した一九四〇年国勢調査をみる―(梁 裕河)
国が要請した産業「慰安所」(梁 裕河)

 第三章 北海道から九州までの産業「慰安所」現地調査 
朝鮮人女性のいた産業「慰安所」MAP一覧
産業「慰安所」を可能にした北海道の状況について―朝鮮人産業「慰安婦」の姿を追う―( 渡辺泰子)
三菱鉱業細倉鉱山・朝鮮人経営の産業「慰安所」―望郷と逃亡の狭間―(平野由貴子)
常磐炭鉱の「売春宿」=産業「慰安所」(渡辺泰子)
松代大本営と産業「慰安所」―アリランの心悲しい歌声― (平野由貴子)
戦争末期、朝鮮の統営から連れてこられた女性たち―奈良県「柳本飛行場」―(大場小夜子)
鳥取県庁斡旋の産業「慰安所」 ―公文書からみた朝鮮人酌婦たち―(渡辺泰子)
福岡・筑豊地方の炭鉱(ヤマ)に残る接客店あと(梁 裕河)
海底炭鉱の三菱崎戸・高島・端島(軍艦島)炭鉱と産業「慰安所」(渡辺泰子・大場小夜子/協力 小川チヅ子)


2021年11月刊(現在、在庫なし)
朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち
高麗博物館朝鮮女性史研究会/著
定価=本体2500円+税 ISBN978-4-7845-1153-2 A5判並製352頁


 

投稿者: 社会評論社 サイト

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